伊那西高校
大阪ボランティア研修
大阪ボランティア研修
初日
到着はあいりんセンター職業斡旋所(移転で閉鎖中)。受け入れ側代表の杉本哲也氏と15人のお仲間が待っていてくれていてガードして頂きながらの見学でした。中にはカザフスタン流レスリングの日本チャンピオンとか、この地区に炊き出し活動で縁を持つ人とか万全の体制をしいて頂きました。1 平方kmに3万人が居るこの地区も400床のシェルターが(利用者260人とか 禁酒の世界)整備され少し整然とされて来たようです。但し未だ未だ路上に座り込んで飲酒をしている人、や当てもなく徘徊している人物も見られ、刺激しないように小声の案内でした。ユーチューバーが録画して掲載する事が多く、住人たちも過敏になっているようです。
西成地区内にある保育園訪問。学校法人白鳩学園 理事長はロータリアン。奈良大宮RC ガバナー補佐。ロータリーアン同士の交流が叶いました。
園は0歳児から6歳まで80人の利用者を17人の職員の方で見ておられるとか。3割が外国人とか。日本を理解し好きなる外国人を一人でも増やしたいと園長以下、殊更、職員の方々の真剣な姿が印象的でした。国境や国を主張する時代が去り、皆が国際感覚を持たねばならぬ時代です。国際視野の園の方針に敬意を憶えます。インターアクト生に国際感覚が芽生えると良いのですが。何と参加者全員にオリジナルボールペンとポストイットとお菓子のお土産を頂きました。
夕食会も全員参加、各自一人一人自己紹介もあり和やかな賑やかな会になりました。インターアクトの生徒達も手話を披露させて頂きました。
2日目
昨夜の懇親会の酔いも残る中、いよいよ道頓堀周辺の掃除です。我々の来阪に合わせ日程を変えて頂いたようです。ここでも西宮ロータリークラブのメンバーが参加。53人と丁度同じ規模のクラブでした。昨夜のメンバーに加えて、東京、福岡、広島より何人か参加者がおられました。主催者の杉本さん親子はじめ親子連れもおられました。この掃除集会、なんと746回になるようです。頭が下がります。グリコの看板の周辺の掃除を一時間ほど掛けて行いました。自販機の裏や天井に巧みに隠されたゴミも多く、ゴミの多さには田舎の我々には驚きの光景でした。伊那市駅周辺の掃除はコロナ禍で中断されているようですが、改めて本物の掃除に出会い、再開せねばと顧問教師は呟いておられました。
大阪研修最後の訪問。8月4日土曜日。門真市立みらい小学校の横に常設の福祉法人・向日葵福祉会の運営する校舎があります。子供達のロッカーには名前が付いて学校並み。ここで同会の主催する半日学習とお昼が提供されていました。本日の参加者は85名。炊き出しのイメージとはほど遠く、授業中もゲーム中もすこぶる元気な児童に圧倒されました。職員の方々の他に食事創りのボランティアが30人ほど。総勢60人近い方々の大歓迎の出迎えと(大阪は灼熱地獄)お見送りを頂きました。最後にバスにハーゲンダッツのアイスクリーム迄載せてくれました。
福祉会の岡本会長の現状報告に関わっておられる主婦の方の説明(現場の意見 秀逸でした)が終わって授業参観させて頂き、インターアクト生も各テーブルに分散。名前、出身地、好きな食べ物等次々に質問され、どんどんテーブルを回ります。回り終わって、インターアクト生が中央に一人一人登場し、彼女の言った答えと照合するというゲーム。初対面だからこそ出来るゲームですが、当たったチームのうるさいことったら無かったです。何処が貧困? いやいや我々には見えないその境遇の子がいるようです。
どうして門真が貧困に?という質問に・昭和30年代、松下電器が全国から女工さんを沢山集めたとか。沼地にどんどん安い建売も出き門真市も税制の優遇をした様です。門真に行ったら住民税ないでという時代があったとか。結果、賃金も低く、離婚率も高く、子供達の休みの昼食の喫食率の低さに繋がっているという説明でした。松下電器、功罪相半ば。
ここでもロータリーアン登場。門真市議で来年ロータリー会長、将来は市長を目指しておられるとか。